住む家を求めて賃貸物件情報で家探し
結婚する時に家を探した。もちろん賃貸アパートやマンションだ。結婚相手の会社には社宅もあったのだがそれは築50年という大変な代物で、結婚に夢があった私にはあまりにも古くぼろっちかった。私たちは主に私の希望で新築の物件を探した。賃貸物件多数あります、などというのぼりを目安に会社から1時間以内くらいで双方の実家からあまり遠くない、環境の良い地域の不動産屋をあたったのだ。しかし、これはとても難しかった。当たり前だが、住環境が良く、日当たりも良く駅にも近いなんてところはあまりにも高く、当時若く収入の少ない私たちの手が届かない家賃だったのだ。結局、私たちの新婚生活はそのぼろっちい社宅で始めることになった。それから20年がたち、長男が大学に入る歳になった。長男の大学は地方だったので、アパートを探すことになった。賃貸物件専門の不動産屋さんに世話になった。これはちょっと面白かった。学生なので学校の近く、広さは1Kか1ルーム。いろいろ見たが、なんだがおもちゃのようにかわいらしい広さのアパートがほとんどだ。うなぎの寝床のような長細い室内でロフト付きなどというところなど、なんだかわくわくした。しかし、いざ契約となるといろいろ面倒なことが多かった。賃貸とはやはり部屋を「借りる」のだから、それなり手続きが必要なのだ。それはそうだろう。貸すほうとしては毎月きちんと家賃を納めてくれる信用のおける人に貸したいと思うのは当然のことだ。それから敷金礼金などという制度。賃料のほかにいろいろなお金が必要だ。それからルール。借りているのだから、返すときのことを考えて暮らさなければならない。画鋲などで壁を傷つけてはいけない。これも当然のことだろう。やっぱり賃貸というのは大変だ。
せっかく決めたアパートなのだが、息子は2年ただずに引っ越しを決意した。周囲の飲食店が増えたためにうるさくなってきたらしい。引っ越したいと思ったら比較的簡単に引っ越せるところも賃貸の良いところだと思う。これが買った家だとこうはいかない。結婚する前や若いときは賃貸の方が良いなと思った。
